■お金に不自由だと、不幸に思えることは誰にでもあろう。私もだ。
■身体はどうだろうか?不自由な体を持つことが即、不幸なことだと思ってしまう、否、思われてしまうことも多い。これは難しい問題と言うより当事者の意識の問題だから・・それに程度の差もある。
私は全盲の方を正直、大変だなあと思いますが、世の中には、全盲の大学教授も複数お見えになるし、司法試験や医師国家試験に合格された方もいる、本屋に行けば我々は好きなテキストを自由に選ぶことが出来るが、彼らの点字での勉強方法はどんな感じなんだろう。中には失聴・全盲の福島智さんのように、聴覚の代わりに情報を奥さんの指点字で得ている大学の教授もお見えになる。
こういう方々見れば反対にバイク乗っている連中なんてのは、お気の毒に見えるかも知れない(笑)
■先日ある方と話していて「テリーフォックス・ラン」の話題になり、先日、仕事場の前(R1)を走ってゆきました、「何あれは?」「誰テリーって?」と思ったのですがやっと内容が判りました。いろいろと調べて見ましたら下記のようにつながってゆきました。
■ニューエルダーシチズン大賞 お隣の四日市の前田さんという方が受賞。28歳の時、ウインチに右足を巻き込まれ、足を切断。しかし船に乗ることはあきらめきれず、船長の資格を取得して健常者と全く同じ勤務を続け、58歳まで勤め上げた。マラソンは55歳から、これまで、トライアスロンや、より過酷なアイアンマンレース、フルマラソン、100キロマラソンを完走できるまでになった。など、出場したレースは国内外140以上。一昨年のハワイ・アイアンマンレースでは自転車で転倒し、肋骨(ろっこつ)や肩胛骨(けんこうこつ)を骨折、手術を受けたが、4か月後には犬山ハーフマラソンを見事に完走した。
■古畑敏男さん:義足で総合入賞を目指す奇跡のアスリートこれまでに大会出場回数約90回を数える奇跡の義足アスリート。 21歳の時右足の膝下部を手術し切断した。義足を装着した生活だが、トライアスロンに挑戦すること90戦。 様々な大会に出場し健常者に混じった中での入賞を果たすなどの実績を残す。また、彼の為に開発された義足はその後、多くの義足の選手に夢と希望を与えている
■私、,高校時代は、えせラグビー同好会、日頃、部室の麻雀で鍛えた脚は15キロが限界でした。そう思うと皆さん本当によくやるわ!前田さんは70歳だし・・と同時に思うのは、大事なことは
健常者と同じ条件で戦っているということだこの方たちは、
「障害者」という冠は当然いらないんだ。そんな枠で評価されたくない。(私も・・)
言い訳になるが、このJDRAのサイトも検索用の「障害者」であり、その実態はライダーだけです。(何度も書いてるるけど)そのちょっと不自由さをカバーするだけです。
韓国のアーチェリーのナショナルチームには、パラリンピックの代表もいるとある方に教えていただいた。私はそれが理想形であると思いますが・・バスケットのように混合では出来ないものもありますが。
■バイクも同じ道を走っている。この事実で充分なのだ。
■不自由なことは不幸ではない。不幸なことは、不自由な心を持つことだ。
2006年9月23日 記