日本障害者ライダーズ協会

JDRA

【About us】

@障害の部位・レベルに応じて、的確な車両の改造のアドバイス・情報を公開する事
 ●日本に限らず、世界中の情報も収集し全て公開する
 ●個々の事情に合った改造を実際してくれるSHOPや個人の情報も集める事。

A障害者で、新規の免許取得の方に、確実なアドバイス・指導・情報を公開する事
 ●免許制度の中心が普通自動車の為、操作系を違う2輪車とズレが出来る免許取得の際県により対応や試験方法も違う矛盾が起きるが   各人の実際の経験等の積み重ねを一箇所に持ち寄れば大きな前例集が出来るのではないか?

B安全運転の為の情報・指導アドバイス、また社会に対する認知活動
 ●安全運転講習・任意保険の加入の推進

C各員の存在が、相談相手や実車を見学等、相互扶助・親睦を目的とする

 ●不幸にして事故等で障害を持った方に何か手助けは出来ないか?
 ●社会に貢献出来る事
 
 

D広く一般社会からの意見も取り入れる
 ●意識を常にフィードバックし、社会とのズレがないように心がけ、傲慢にならない。


不自由なこと & 不幸なこと

お金に不自由だと、不幸に思えることは誰にでもあろう。私もだ。

■身体はどうだろうか?不自由な体を持つことが即、不幸なことだと思ってしまう、否、思われてしまうことも多い。これは難しい問題と言うより当事者の意識の問題だから・・それに程度の差もある。

私は全盲の方を正直、大変だなあと思いますが、世の中には、全盲の大学教授も複数お見えになるし、司法試験や医師国家試験に合格された方もいる、本屋に行けば我々は好きなテキストを自由に選ぶことが出来るが、彼らの点字での勉強方法はどんな感じなんだろう。中には失聴・全盲の福島智さんのように、聴覚の代わりに情報を奥さんの指点字で得ている大学の教授もお見えになる。
こういう方々見れば反対にバイク乗っている連中なんてのは、お気の毒に見えるかも知れない(笑)

■先日ある方と話していてテリーフォックス・ランの話題になり、先日、仕事場の前(R1)を走ってゆきました、「何あれは?」「誰テリーって?」と思ったのですがやっと内容が判りました。いろいろと調べて見ましたら下記のようにつながってゆきました。

■ニューエルダーシチズン大賞 お隣の四日市の前田さんという方が受賞。28歳の時、ウインチに右足を巻き込まれ、足を切断。しかし船に乗ることはあきらめきれず、船長の資格を取得して健常者と全く同じ勤務を続け58歳まで勤め上げた。マラソンは55歳から、これまで、トライアスロンや、より過酷なアイアンマンレース、フルマラソン、100キロマラソンを完走できるまでになった。など、出場したレースは国内外140以上。一昨年のハワイ・アイアンマンレースでは自転車で転倒し、肋骨(ろっこつ)や肩胛骨(けんこうこつ)を骨折、手術を受けたが、4か月後には犬山ハーフマラソンを見事に完走した。

古畑敏男さん:義足で総合入賞を目指す奇跡のアスリートこれまでに大会出場回数約90回を数える奇跡の義足アスリート。 21歳の時右足の膝下部を手術し切断した。義足を装着した生活だが、トライアスロンに挑戦すること90戦。 様々な大会に出場し健常者に混じった中での入賞を果たすなどの実績を残す。また、彼の為に開発された義足はその後、多くの義足の選手に夢と希望を与えている

■私、,高校時代は、えせラグビー同好会、日頃、部室の麻雀で鍛えた脚は15キロが限界でした。そう思うと皆さん本当によくやるわ!前田さんは70歳だし・・と同時に思うのは、大事なことは
健常者と同じ条件で戦っているということだこの方たちは
「障害者」という冠
は当然いらないんだ。そんな枠で評価されたくない。(私も・・)

言い訳になるが、このJDRAのサイトも検索用の「障害者」であり、その実態はライダーだけです。(何度も書いてるるけど)そのちょっと不自由さをカバーするだけです。
韓国のアーチェリーのナショナルチームには、パラリンピックの代表もいるとある方に教えていただいた。私はそれが理想形であると思いますが・・バスケットのように混合では出来ないものもありますが。

■バイクも同じ道を走っている。この事実で充分なのだ。

不自由なことは不幸ではない。不幸なことは、不自由な心を持つことだ。


2006年9月23日 記



この1年を振り返って                   (2005年4月10日記)

本当に沢山の方々より、アンケート等を含めご連絡いただきました。本当にありがとうございました。
日本全国には実に多くの障害のあるライダーズが存在する事を再度、実感した1年でした。
その中で脊髄損傷を負いながらライダーであろうする方々が確実に増えているという事があります。
それは当然、多くの方が事故等により車椅子生活になる現実の、ある部分の裏返しでもあります。
また、交通事故以外、例えば病気などでオートバイを離れた方も多くの方がいます。

当初の考えが大きく変わった事もあります。


どのライダー諸氏もそれぞれの障害の世界と、その人なりの障害者としての生活の世界を持っていて、その間を戸惑いうながら行き来しているらしいということ、一緒にそばにいて、あるいは向かい合って、きっちり付き合えば、分かり合えることが沢山あるということでありました。
ライダーとしてより、まずは、同じ人間として当たり前に出会って、お互いに分かり合うこと。そこから、チョット先輩ライダーとして出来ることを考え、彼等と相談しながら、その人にとって役に立つことがあればお手伝いしたいという思いは変わらない。また、希望が叶わなかった事も多々あります。

試乗を通して幾人かの方々とお会い出来ました事も、実り多い1年でした。
しかし、私はオートバイを決して薦めることは出来ません。
私自身が彼等の親くらいの年齢になると、そうは簡単に行きません。
何かもっと先にやらねばならない事があるような気がします。
私には、広義の責任を持つ事がどうしても出来ないからです。

安全運転に関して、アメリカ程広くはないし、英国ほど運転マナーがありません。
現実問題として、それほど、、この国(日本)に道路事情は厳しいと思うのです。
ウインカー合図せず進路変更する車、平気で割り込んでくるダンプなどなど、余程の覚悟と意識がなければ絶対に危険と思うのです。

健常者なら笑い事で済ませれるであろうちょっとしたアクシデントでも、障害者の場合は、本当に、本当に大きな怪我につながります。
これは声を大にして言い続けなければならないことです。

私自身も、ほんのちょとした事で大腿を義足のソケットの縁をテコに骨折しています。
社会人である為に、多くの方に迷惑をかけなければなりませんでした。
ある方は、普通の骨折でから褥創から感染症を起こし、敗血症と何ヶ月もの入院になりました。

多くの障害者が普通に自動車を乗れる時代に、オートバイも既に普通のことです。
しかし、プロテクトするものが何もないのがオートバイであります。

だから本当に、安全運転を常に意識しなければなりません。
このような初心を、いつも持っていたいと思います。

ほとんどの問題は情報を一元化するだけで解決できるものです。
警察当局の前向きな取り組みにも大変感謝しております。








若き中途障害者の方に


障害ライダーの皆様へ

もし貴方が何時間も時間を費やし、何万円もパーツ代に浪費しやっと最適な改造を見つけたのなら是非、後に続くライダーの為にその情報を提供下さい。一人の人間が全ての障害・その程度また複合に応じ最適な改造を多種多様なオートバイに施すのは現実問題として不可能であります。

改造のノウハウというのは、どんな部品を使うかではなく、その部品をいかに本人に使い易く出来るかだと思います。人それぞれ指の長さから握力も違うわけですから・・・

どうか、あなたの大きな気持ちを次のライダーに繋いでいって下さい。

全ての改造情報を持ち寄れば障害者ライダーは増えてゆき、また安全に貢献できるのですから・・・
それが障害を背負ったライダーの心意気だと思います。


我々の目的は能力が有れば、全国何処でも自らの力で免許取得が出来る事です。

障害者ライダーをアピールする(笑)することでも、スゴイことにすることでもありません。
普通のことにすることなのです。

会員組織でもありません、会費もありません、情報は全て公表する為です。


何故「障害者ライダー」を支援するのか?
自損他損を問わず、事故で障害を負った時点で「ある種の時計」が止まってしまったような絶望感、未来に対する希望が断たれた瞬間かもしれません。我々は過去に戻る事はできないけど。また、モーターサイクルに乗る事によって、ひょっとしたらその「時計」をゆっくりだろうけど、また自分自身の手で動かす事が出来るかもしれない。
「まるで命がハジケルような強いエナジーが身体と心に充満する感覚]大きな事故から復帰したときに味わうこの感覚は文章では表せない、だから多くの方は泣きながら走ったと表現される。経済が発展し今は障害者が4輪自動車に、それもスポーツカーに乗る事も出来る、それが普通の世の中になりました。モーターサイクルに関してもその波は既にアメリカ・ヨーロッパ先進国から日本に伝播しております。


障害者がモーターサイクルを乗るのが文化ではありません
障害者もモーターサイクルを乗れる懐の深い世の中を私は「文化」と呼びたいのです。

身体障害者の義手・義足の機能・性能の向上や著しい自動二輪車の性能・機能も勿論ふまえ、安全に対する周知と対話を含め、多くの方に「オートバイライフ」を楽しんでいただく為のサイトです。

変化してゆく世の中(製品の性能や人々の考え方)に対して、取り巻く法律は日々変化出来ません、また免許制度は普通車が中心であり2輪車に関してどうしても、双方の理解不足もあり、溝が出来る場合も時にはありますが
個人個人の身体能力に対する理解や安全意識の向上と適切な改造情報が有れば良いと考えます。


■故に障害者全員が「2輪免許」を取れるとは考えておりません。
「障害者ライダー」の権利などというものも絶対にないと思っております。
権利の裏返しは利権です。


次の世代に引き継がれるべき安全運転の為のサイトです。




【参考資料1】

道路交通法の一部を改正する法律案 付帯決議 2001年6月13日
参議院本会議で可決したもの
政府は本法律の施行にあたり、次の事項に付いて万全を期すべきである。

3、運転免許の適性試験・検査については、これが障害者にとって欠格事由に代わる事実上の免許の取得制限や障壁とならないよう、科学技術の進歩、社会環境の変化等に応じて交通の安全を確保しつつ、運転免許が取得できるよう、見直しを行うこと。


以下1.2.4.5.6省略

【参考資料2】赤線部分を注意してお読み下さい。  ブログ16-10-10参照



仮に法律にAの障害に対して「5」の範囲の許可を明記してあります。身障者の場合はAの障害でも個人の能力はそれぞれで複雑ですね。つまり、仮に初めから「10」とすると、Aの障害の方全員が「10」の範囲で免許を取れると思われます。(当然)。明らにな混乱が起きます。取れない方が差別だという事が起きる。(笑)

上記の通り、法も柔軟でキチンと別紙・別添・別表でその能力があれば対応出来る幅があると思います。
ある方がAの障害でも能力が有れば「10」まで取れる配慮があると考える方が柔軟で知的ではありませんか?

そしてAの障害でも個人差が有り、残念ながら免許が取れない方がいる。たとえお金を掛けて車両を用意してもです。これを差別だというなら思考方法が障害。
試験も同じく平等であります。落ちる方は100回でも落ちます。障害だから簡単ということは有ってはならない。

日々進化する技術や意識に対して法律は追随できません。そのギャップを埋めるのが皆さんの知性であると確信します。
普通車の免許を圧力で取ろうというのは問題外です。


■活動再開のあいさつ
■現在の体制の紹介


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事務局:毛利の連絡先) 事務局

〒511-0106 三重県桑名市多度町多度1-5-1

毛利 方
旧JDRA事務局

電話 0594-48-4890
 (同FAX
携帯 090-3935-7777 (非通知拒否)
e-mail:kitahamanet1961@ybb.ne.jp

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御連絡、お問い合わせはメールも可能
質問等は名前・住所等の他に障害や免許・改造について詳しく書かれないと何度もメールでやり取りしなければなりません。自分の事はわかっていても他人に伝える努力はして下さい。