日本障害者ライダーズ協会

【車椅子の方】

★基本アイテム 2種         これが有れば鬼に金棒!
障害者 自動二輪 改造パーツ【電気シフター】
非常に信頼性が有り、内部抵抗がありませんので従来ペダルと併用が可能。取り付けも簡単です。
■左足の代わり

詳細はココ
障害者 バイク 改造パーツ【サムブレーキ】
後輪ブレーキを左手で操作する。



右足の代わり




両足が不自由な方でも、両手で全ての操作が出来る車両です。問題解決の為に後輪ブレーキとシフトチャンジの方法を変更すれば誰でも簡単に改造は出来ます。上の写真はエリミネーター750です。実際を御覧になれば判りますが特別な事ではありません。理路整然と説明出来る改造です。改造そのものには「ノウハウ」もありません。







Q & A
【ケイセイの問題】
胸椎6・7番ですので両腕の機能は問題ありません。
ですが、腹・足に筋肉の緊張が起こります。足がピンと伸びたり、両膝がギュッとくっついてしまったり、足が交差したり。クルマに乗っていても、路面からの振動で腹筋が緊張し、それに続いて足にも緊張が来て、ハンドルに膝があたりハンドルが切れなくなる場合もあります。

これは、私もモチロン有ります。後遺障害ですので仕方がないですよね。
ご存じだとは思いますが、ケイセイはその時の体調等によって変わります(気温や同じ姿勢を長時間とった時など)。年数がたてば、変化もしてきます(強くなったり弱くなったり)。
これはどのようになるか分からないです。人それぞれですから。クスリで抑える方法もありますが、副作用として倦怠感等が出るようです。私は服用したことが有りません。

トライクにのった場合もこのようなことが考えられると思うので、
緊張がおきた場合、体がすごく不安定な状況になるので 
腰のシートベルトのほか、足もステップに固定する必要があるのか。

私はトライクのトランス時にケイセイは若干出ますが、慣れで今はどうってことないです。
シートベルトや、ステップの固定は使用していません(ステップは足が落ちないようにはしてありますが)。
有る方が良いかもしれませんね。付けておいても、後に不要となれば取ってしまえば済むことですし。
ちなみに、私は固定関係は何も付けていません。
勿論体型や車種によって乗車姿勢は大きく変わりますので一般論はありません。個人が安全であると思う方向に、トライ&エラーを繰り返すしかないです。


【サイドカー・トライクへのトランスファー】
トライクへのトランスファー(移動)問題で自分の4輪車は地上からシートの高さは60cmです。
高さだけをとればトライクへのトランスも出来そうなのですが。

一例としてトライク(スカイウェーブ250)は、
シート高:695mm。
身長は、約175cm。
普通にトランスが出来ます。ただ、ベースのバイクを何にするのかが問題ですよね。
例えば、ヤマハ・マグザム(スクーター)シート高:655mm
一番低いのは、ホンダのフュージョンでしょうか?

褥瘡(じょくそう)の心配
トライクに乗ることは、車椅子に比べれば振動もありますし、良い状態とは言えないと思いますので、シートの特殊な加工が必要なんでしょうか?

私はジョクソウをやってしまったコトが有ります。
トライクではなく、仕事で長時間座った為です。
自分の経験では、トライクに半日以上乗っても大丈夫でした。
何度かトライクを降りて休憩はしましたけど。バイク用のロホクッションみたいなモノをどこかのHPで見た記憶があります(外国製)。シートを加工して、それを付けてやればそれなりなんでしょうか?
上にも書いたシートのアンコ抜きは、私はお尻にヤバイようなカンジがするのでしないほうがいいですね。
勿論個人差があると思います。多めに休憩を取るのも対処方です。


車椅子のまま運転出来る原付サイドカーです。ハンドルが移動出来ます。


■海外では沢山の車椅子ライダーがいます。単独走行も可能なデバイスはあります。車両は当然フルハンド操作系です。
■トライクは一番良い選択肢ではないでしょうか?車椅子キャリア・フルハンド操作系・フットプレート・椅子の形状等の改造は必要です。普通車の免許で乗れます。


■普通車は上肢だけで操作されている方が沢山いらっしゃいます。確かにモーターサイクルでも電気シフターサムブレーキなどを使用すれば全て問題なく操作出来ます。英国ではこれらの装置を使いサイドカー・トライクなどを楽しんでおられる方が大勢います。
交通事情も違いますが、日本国内でも車椅子でサイドカー・トライクなどのミッション車が今後は増加すると思います。危険を回避出来ることを重点にご自身の運動能力を判断下さい。

現段階で車椅子の方がソロで免許を取得されたという情報は確認できません




障害の部位により個人差が大変あります。脊髄損傷の方でも受傷の場所により後遺症が違います。言うまでもなくご自身だけでなく周りの意見もよく聞き判断下さい。

下記のリンクも参考になります。(一部はA&M社取り扱い)
www.safetyfeatures.com
www.adaptivemotorcycles.com


経験豊富な「NABD」のHPから「Adaption」をクリック、左側吹き出し目次から「Example」で参考にして下さい。

ホンダ・フュージョン+左手後輪ブレーキ改造

変わったサイドカーではカー側に車椅子で搭乗し、ハンドルバーがモーターサイクル側のステアリングと連動リンクで運転するなんて凄いヤツがあります。参照 注A

 
      下図はドカッティに車椅子搭乗のサイドカー、電気シフター搭載の定番モデル



両足切断の方でもワルキューレ・トライクで、トレーラも付けてツーリングです。(英国)

芝崎モータース製作の車椅子用サイドカーです。
本車はアクシス100です。このマシンはスロープも
電動で動かせるようです。
前方にある金属ボックスにスィッチとウィンチが入ってます。
「うーん、恐るべし芝崎モータース」


芝崎モータース:リンクにあります。

上に同じく芝崎モータースで販売の「キュー」
サイドカーで、これに車椅子を折りたためば積載可能です。詳細は直接お尋ね下さい。

これはカワイイなあ!
ハーレーのトライクでスフトをハンドチェンジに改造した。サクマエンジニアリング製
詳細は不明ですが、単純で分かり易いのはメンテも楽でしょう。

シフトレバーにクラッチレバーを取り付けて有ります。

脊髄損傷で車椅子になられた方の適性検査後の大型二輪免許の条件の1例です。
現在の免許の「条件」は以下の通りです。

「原付車は三・四輪のAT車に限る」
「普通車で、アクセル、ブレーキ、クラ?は手動式のものに限る」
「二輪車は側車付で、ブレーキ、変速レバーを有効な状態に改造したものに限る」

この方は充分な資料と「装置」、どうすれば安全に運転できるかを説明できる事が出来、この条件で合意出来ました。


ノンスリップデフです。バックギアも装備されてますので実用性が高い。イギリスのバックヤードビルダーがよく使います

車椅子の方の体をホールドするものの一つに登山用ハーネスを利用される方がおられます。専門外でよくわかりませんが、非常に具合がよいとの情報です。



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