日本障害者ライダーズ協会
病気や障害等についての御相談は、各都道府県警察等の運転適性相談窓口で受け付けております


受傷後まもない方、特に重い障害では本当に精神的にも参ってしまいます。適性検査まで充分な期間があれば良いのですが、どうしても普通自動車の免許で精一杯です。 今後の生活等の不安や進路が見えない時にモーターサイクルを考える余裕はありません。だから充分な時間をとり、免許の期限が来ていても、まず治療に専念し、症状が固定する、体力・気力も回復し、ある程度余裕ができてからでも決して遅くありません。あせる事はありません。

■一般の免許失効は6ヶ月ですが、病気・ケガなどは3年間の猶予があります。
また、知人で入院された方にもお伝え下さい。

上記内容の詳細は必ず警察等の適性免許相談窓口へお聞き下さい。丁寧に教えていただけます。


側車付での新規免許の試験方法について


各県において当局の多くの方の御尽力により、側車用にコースを新たに変成していただき、受験出来るようになりました。各県各試験場により、コースが違いますので、その県で始めての場合は多少時間が必要と思われますが、ゆっくりと進めて下さい。

■但し、サイドカーは1台1台特製ですので、その車幅や特性が違いますので、資料や実測を伴う検査を要することがありますので予め時間などの余裕をとりましょう。試験場までキャリアカーや免許保持者に乗って行ってもらうので協力者も必要です。


【下記については解決済みです。】
受傷され下肢障害が残った方で、適性検査で「側車付の条件」がある方は沢山います。では新規免許取得は簡単??

参考文献: 道路交通法施行規則 24条 と 別表三.2 コース形状及び構造にして考えて行きたいと思います。
現実としてサイドカー(側車付)では試験コースは走れない、事実がある。

現在、行われているコースでS字・クランクコース幅は2.0mで、両方の内側に接するようにパイロンが1m間隔で設置されています。実質的なコース幅は1.30-1.40mであります。
当然ながら現在施行されていて今まで何の問題も無かったのですが、欠格事項が無くなり新規や条件変更で側車付の条件で試験を受けられる方が出てくると問題が発生します。現在の法律で定める試験方法・コースは単純にソロのオートバイに合わせてあるので側車では到底無理なのだ。物理的に

軽二輪は1.3mまでの規格
自動二輪は2.0mを越す車幅のサイドカーもある。

(試験はこれらの車両の持ち込みとなります。試験場に側車の標準的な車もありません。)

関東のある県では、公安委員会に申し出てパイロンを排除して、コースの確認をして頂き、合格しました。
日々変化する技術や社会に法律が毎日変わることが出来ませんので仕方ありませんが、相互の意見の相違が出来ないように、充分な資料他説明できるように。
我々も気付かなかった点です。
横浜の大平篤志郎に指摘/指導いただきました。)

免許試験は上記の条件ですので、受験者は公安委員会に申し出てパイロンの排除等をしていただくのが最良の手段だと思います。道路交通法施行規則も「基準を示す」とありますので、その辺は柔軟に対応していただける思います。


各都道府県:免許試験官各位
(クリック)


法律改正後、試行錯誤が続いており、全国レベルの統一見解的な対応もまだまだですが、前向きな対応を是非お願いいたします。我々は全ての障害者が二輪車に乗れるとは思っておりません。千差万別の障害の中で出来る限り安全で運転出来る方法を模索することは重要なことと思い活動してます。