日本障害者ライダーズ協会

JDRA




安全運転の為に是非お読み下さい。

トライク運転について

トライクの安全性ですが、現行の「2輪車ベース」のトライクは、デフ付きばかりですので、一応、左右には自在に曲がれます。コーナーの通過にはコーナー手前で充分にシフトダウンなどして、スピードを充分に落として、後輪にパワーを伝えるためスロットルを開けつつ通過する必要があります。

ただし、コーナーへの進入速度が速いと、遠心力で必然的にロール現象が発生してコーナー内側の車輪が浮くことがあります。
通常のトライク用デフは片側の車輪に駆動力が無くなると空転しますから、駆動力が無くなくなった場合に惰性走行=そのまま直進しようとします。この際にハンドルを切ろうとすると、トライクはさらにロールしようとして後輪内側が持ち上がり、最悪の場合には転倒します。

これが10年ほど前に3輪ATVの事故が多発して、米国で3輪バギーが販売禁止になった要因です。

近年、米国で大流行のトライクは、3輪バギーよりも重量が3倍以上あり、後輪も接地面積があり、転倒しにくくはなっています。しかし乗用車なみの速度でコーナーリングすようなことは、通常のデフでは転倒の可能性があります。
ホンダのスリータ−のジャイロXなどには、上記のような理由で「悪路用としてノンスリップデフ」が装備されていた例があります。ノンスリップの場合は、片輪が浮いても常に駆動力が得られるため、コーナーリング時でも安心というわけです。

ただノンスリップデフは、自動車でもスポーツタイプにしか設定されてなく、高価です。従ってトライクに標準装備されているのは、まだ多くありません。できればトライク全てにノンスリップデフが欲しいものです。
ゆえにトライクに乗る場合には、コーナーリングはファミリー用軽自動車程度の速度で通過するようにしたいものです。
速度オーバーは危険といえます。


以上の事を充分に理解し、安全運転で楽しんでください。


上記はJSC(日本サイドカー連盟)様より、頂きましたアドバイスを、当方で若干の加工し許可を頂き掲載します。

【追記】 下肢に障害がある方は、ステップ等による「踏ん張り」「体重移動」も難しい為、上記のようにコーナー手前で充分気を付けて下さい。ノンスリ以外のコーナー中で後輪片側が浮く事は、クラッチを切るのと同等の行為ですので、その危険度は計りしれません。

【追記】 スリーター関係はリンク集で各サイトを御覧下さい。登録関係も掲載されてます。


【追記】【スクータートライク】 原付のトライクです。 入門用や普段使いに期待です。名前はハレンチ
    免許は普通免許が必要ですが・・・、法定速度も60キロで実用的 バック付き

【参考資料】  原動機付自転車について
ジャイロなど原付3輪の場合、後輪のトレッド幅=タイヤとタイヤの中心幅が50cmまでは原動機付自転車です。トライクではなく通常はスリーターと呼ばれています。
その数値を超えるとミニカー扱いになり税金が2500円になります。交差点2段階右折もしなくてよく、ヘルメット着用義務もなくなりますが普通免許が必要です。またミニカーにするためのホイールスペーサーキットが販売されています。
インターネットで「スリーター」を検索していただければ、さらに詳しいHPがいろいろみつけられますので、そちらで研究していただければ幸いです。




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ホンマかいな?