日本障害者ライダーズ協会

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【右足】 Right Leg

全ての障害に言える事で、当然ですが【足】の障害といっても麻痺・長さが違う・義足(足首・膝下から切断・膝上から)などの状況により、各自の運動能力が大きく違います。またモーターサイクルも多種多様で、「アダプション」も各自の好みも加えると多種多様です。ケーブルでリンクするのか、油圧で処理するのか、操作系そのものの配置をかえるのか(例;ハンドギアチェンジ等)。とにかく固定観念に捉われないようにしてください。
モーターサイクルでは後ろブレーキより前ブレーキが重要で有る事は常識です。


【ダブルレバーの例】
ベルリンガーとNISSINの形状の違いを利用したダブルレバー。両方ともレバー角度も調整可能です。また上下の角度も違います。ラジアルポンプは操作性の良さで絶対にお薦めです。違和感なく使える事、人間工学に沿っていることが重要。単純にパーツ代だけで7万円程必要です。






【主な解決方法】一般には左側の後輪フット・ブレーキの作動困難を仮定します。

@右側か左側にツイン・ハンドレバーに(後輪制動用を設置)
A左側に親指ブレーキ(後輪制動)を設置:サムブレーキ
Bリンケージによる左側フットブレーキ(並列に配置または・ヒールで押す配置)
C前後・両手ブレーキのスクーター・モデルは推薦
D連動ブレーキの活用(前ダブルディスク(片側・リア連動)から改造
Eサイドスタンド等の利便性も重要な事であります。

【追記】大腿義足でもソロで乗っておられる方はお見えになります。要は各自の能力や断端部の長さ、筋力、そして意思で違うのです。

【追記】一般論として後輪ブレーキは、何処でも移動できます。油圧・ワイヤー式がありますので、
問題は「立ちコケ」防止を如何にするかです。
スポーツタイプ・アメリカン・スクーターにより随分変ってきます。

【追記】

障害のある足・義足の安定化・確保はマジック・テープ等を利用して下さい

供給体制があれば、面倒な改造が簡単に出来るため部品をお店に持って行けばある程度の段階までスグという状態にしたいですね。今の問題はケーブルと油圧がまだ混在する為に、やや数量的に不明な部分があり、見積もり段階で
なかなか話が進みません。
ドゥーハン選手の「サムブレーキ」の例
ハンドルとレバーの間の棒です。押し込んで効かせます。
ハンドルの選択が非常に難しい。
ハリケーンのZUタイプ 幅785mmは合いました。
グリップ部分の直線が長いハンドルが必要です。

またサムブレーキのレバーを延長やひねりを加えた例が英国でも見られます。
障害者用オートバイ サム(親指)ブレーキです。こちらはハンドルにクランプするタイプで、障害者ライダーにはこのタイプが実用的と思います。上記BABY FACEさんで取り扱いですが、現在改良の為入荷待ちです。


後輪マスターに繋げます。従来のフットブレーキも併用できます。

同じく電気シフターもチャンジペダがペダルは併用出来ますので、下肢障害の方も可能性があります。
車検もそのままでいけますので、わずらわしさが有りません。

レース用パーツですので、流用は個人の責任で行なって下さい。

取材ご協力は下記「ベビーフェイス」さんです。
有り難うございます。


問い合わせHP

株式会社ベビーフェイス
〒584-0066 大阪府富田林市錦織北1丁目5-3
TEL 0721-24-8882
FAX 0721-24-8898


BABYFACEさんで販売されている「サムブレーキ」写真はセパレートハンドル用のフォーククランプタイプ。この他にハンドルクランプタイプがあるそうです。

ブレーキランプもスイッチOKです。詳しくはお店にお問い合わせください。従来のフットブレーキも併用可能だそうです。
注:レース用パーツですので流用は自己責任で行なって下さい。

ハンドルクランプは少々取り付けが面倒との事です。ガンバロウ!!

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