日本障害者ライダーズ協会
【左手】 Left Arm
基本的にはクラッチレバーのアダプティングとスイッチ操作系の移動です。 いくつかの方法があります。走り出せば回転を合わせてクラッチレスでギアチェンジは当然のテクニックです。 |
【主な解決方法】クラッチ操作と左側スィッチ系の操作困難を仮定します
■必ず装着しなければならないものは、高品質なステアリングダンパーです |
@右側のブレーキレバーをクラッチ操作用に変換にし、親指(サム)ブレーキにする。 |
A右側にタンデムレバー(前・後輪)にする。 下の写真のように(前輪とクラッチ) クラッチを右に移動するなど。 |
Bフットクラッチ仕様と電気シフターによるボタンシフト |
Cオートマチック車(スクーター)・オートクラッチの装着仕様にする。 |
D障害の状況により油圧クラッチなどで操作軽減。 |
E左側スィッチ系の移動 |
追記: 「EASY CLUTCH」イージークラッチという商品については調査中
追記: 障害のある腕を絶対にハンドルに固定しない事は重要です。ハンドルへは軽い(結合力)マジックテープを
ハンドルとグラブに付け、いつでも離せる状態にしておく事
追記: 以前発売されていた HONDA750エアラもありますね。追記: ATVのレバースロットルも応用出来る
追記 ブレーキマスターはベルリンガーが裏返しでも使えるようです。ディスカスティ社の物も裏返しOKですよ。
追記 ブレーキマスター・クラッチマスターに関しましては、ラジアルポンプ形式(ブレンボ社に多い)を強く推薦します。
やはりその操作性は抜群です。一般の改造ではオリジナルのマスター径に応じた改造ですが、障害者向けはトライ&エラーを
繰り返しその方に合ったものを探します。タンデムレバー化も下記写真のようにスペースが小さく済みますので誰でも簡単に設置できます。命を守る重要部品ですので、ここはケチってはダメ。
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前後ブーレキを右足フットで前後連動ブレーキにする改造の例です。 英国でもポピュラーな改造の一つです。 写真の説明・リアマスターからA系統にわけている図(銀色のバンジョ-)がダブルになって前後に分配されてます。マスターのサイズはケースバイケースでしょう。まずノーマルから、そして一つ大きいサイズへとトライ。 足ですと充分な力が得られて、オートバイのコントロールに集中できます。BMWなどは既に多くの車種で前後ブレーキを導入しております。 これは松本さんの例、何台もこの方法で乗り継いでおられます。勿論経験は必要です。 |
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ブレンボに代表されるラジアルポンプ方式は本当にお奨めです。特にこのベルリンガーは美しい仕上がりです。御覧のように何処でも苦労なく設置できます。タンデム設置でも対称設置でも誰でも出来ます。そして何よりコントロール性がいい ニンジャのクラッチのオリジナルは14mmでした。ニッシンのタンク別体の後付14mmにしても操作感(重さ切れ)は変わりません。次にこのベルリンガー12mmのクラッチマスターに変更したら女性でも指1本で操作でき、軽いだけではなく操作性も非常に良好です。グリップもいい形で、簡単に同時操作も誰でも出来ます。 ブレーキマスター以外にクラッチマスターの多種の番手が出てくれば良いですね。もう裏返さなくても良い。 ブレンボはこういう小さい番手が無いようです。 注意:クラッチが完全に切れない状態にならない大きさを選んでください。 |
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やはりレース系のお店が経験が多く知識も豊富です。在庫や別形状のレバーもお持ちならトライ出来ますので仕上げが早い。 【費用】 クラッチを右に移動する費用は @クラッチマスター 45000円 Aブレーキホース 5000円 B諸雑費・タンクやスイッチ・バンジョー) C工賃(フールド交換・レバー着脱など) 約7−8万くらいでしょう。 |
ブレンボのラジアルマスターです。 クラッチマスターも有りますので臨機応変で応用変えてみたらどうでしょう。 体験してみないと絶対に分らないパーツですが、命を守るものですので、奢って下さい。口径選びは慎重に! ヤマハで使っているブレンボは ヤマンボって言うそうです。 ラジアルマスターを使えば設置にも何のノウハウもなく取り付けられます。純正とは違う滑らかな操作感は素晴らしいものです。 マスター系選択を慎重にすれば、指一本で 操作できます。 |
この辺は何年も前から英国はやはりリードしてます。 彼等は中古パーツは絶対に使いません。 命取りになります。 |
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ベルリンガー |
ちょっと分かり難いですが、スクーターのブレーキを 左足のフロアの黒ボタンで押しタイプに換装したもの 油圧です。リアマスターの改造ですね。 以外に面倒な図ですね。 個人的にはサムブレーキを応用すれば意外と操作性の良い物が出来そうです。余ったハンドルバーでアングルを組めますし・・・・。 |
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■オフロード車のオートクラッチはアメリカで販売実績がある。
■ノークラッチ車(遠心クラッチ付き)ミッション車は応用が広範囲に出来る
■スカイウェーブ250の改造 右手ブレーキ操作による同時ブレーキ(左ブレーキ無し)
【オリジナル・マスター径は 左14 右11 とマスターに書いてあります。】
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【コンビネーションブレーキシステム】 |
http://zizake-maru.hp.infoseek.co.jp/ 丸橋さんHPを参考に
ブレンボ製のOEMクラッチマスター(DUCATIなどにOEM供給されている物)なんですが、純正よりは軽くなるものの、やはりレーシング程の驚くような軽さは得られないとの事です。実際、私が900Rの装着した時はエアーが噛んでいるのかと思った程の軽さでした。値段の方は実勢価格で5万円前後(ポンプ&レバーのみ)と、決して安くはありませんが、 左手に障害を持つ者としましては、高い買い物では無かったと思っております。 右にウインカースイッチを持ってきたいのですが、やはりスペース的に辛そうです。 右スイッチボックスをハイスロ用の薄型スイッチにしてスペースを確保し、なんとか右にウインカースイッチのみを移植しようと考えているのですが、こちらはまだステー等にいい具体案が浮かばず、現在思案中です。 写真は900R(ノーマルハンドル)への取り付け例です。あいにく、900Rのノーマルハンドルはスペース的に余裕が殆ど無い為、 取り付けに際し、赤い○の辺りのハンドル側を一部切削しています。 どのようなバイクであれ、一般的な外品バーハンドルであれば、スペース的にはまず問題無く取り付けられるかと思います。 レバーとスイッチボックスの干渉もありましたが、私の場合はそこまでクラッチを握りこむ事も無い為そのままにしています。 (スイッチボックス自体を切削すれば解消するのですが) 投稿:K氏 2005年11月04日 |
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